通知表に教師の手立ては必要か?

完全に仕事の話で、業界以外の方には分からない話でスミマセン。

でも、書かせてください。気持ちがおさまりません。

私が務める特別支援学校は、個別の指導計画に学期ごとに評価を入れて通知表に代えています。

さらりと書きましたが、これがとても悩ましいのです。

本来、通知表と個別の指導計画はまったくの別物です。しかし、個別の指導計画は必ず作らなければならないものなので、教員の業務をスリム化させるために、それをそのまま家庭に渡して、通知表と兼ねることにしたのだと思います。私が現任校に赴任したときから、すでにそうなっていました。

確かに、似たような内容のものを二つ作るよりも、一つにしてしまった方が効率的です。

ところが、今年から教務主任になった先生が、「個別の指導計画には教師の手立てが記述されてなければどんな指導をしたかわからない」と猛烈にプッシュし、評価を書く欄に教師の手立てを必ず入れるようにというお達しが出されました。

教務主任が言うことは、とてもよく分かります。どういう手立てで子どもができるようになったのか、明らかにしなければ、個別の指導計画として意味がありません。

でも、それは教師が個別の指導計画を活用していくための都合で、保護者には関係ありません。

通知表はお子さんが何をがんばって、何ができるようになったのかを、保護者に伝えるためのものです。教師がどんな手立てを講じたかなんて書く必要はありません。

そこに矛盾が生じます。

私は通知表に「教師が○○したことで~~できるようになった」なんて書きたくありません。まるで教師の自慢話です。自慢話は大嫌いです。

保護者の立場になって考えたときに、いちいち教師の手立て、支援の方法が書いてあったら、我が子の通知表なのか、先生の通知表なのか分かりません。

私が書いた通知票は、教務主任にチェックを入れられ、全面的に書き直しさせられることになりました。

はぁ?って感じでしたが、公務員なので、上の言うことは絶対です。

せめて書く前に言ってくれれば、私だってバカではないので、そういうスタイルではじめから書きました。

書き直しはじめるまでに気持ちの整理がつかず1週間かかりましたが、書き直しはじめたらわずか30分で終わりました。

評価の項目に「教師が○○したことで・・・」と書かれた通知表は7月19日に保護者の手に渡ります。なんだか気が滅入るなぁ。

個別の指導計画としては、手立てを書くことは必要なので、欄を別にして、教師が保存する文章には手立てを入れ、保護者に渡す通知表にはその部分を印刷しないものを渡せば良いんじゃないかと思います。

特別支援教育に20年携わってきましたが、通知表に「教師が○○したことで・・・」と書いたのは初めてです。保護者からクレームが来ないことを祈ります。

広告
カテゴリー: 特別支援教育 タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中