美しすぎる・・・教科書?!

このところ、美しすぎる○○という表現をよく聞きます。美しすぎる海女、美しすぎる空手家、美しすぎるビールの売り子・・・。

私の務める特別支援学校にもそんなフレーズがぴったりのモノがあります。

美しすぎる教科書です。

まあ、早い話がちっとも使われることがなく、1年間放置されて、年度末に家庭に返される教科書達のことなのですが・・・。

なぜこんなもったいないことが起きてしまうのでしょうか。

特別支援学校は、文字通り、特別な支援が必要な子どもたちが通う学校です。その子の特性に応じて必要な支援は異なるわけで、個別の対応が当たり前なのですが、なぜがうちの学校の教科書採択システムは違います。療育手帳A1(最も障害が重い)のお子さんも、療育手帳B2(最も障害が軽い)のお子さんも、同じ学年であれば、同じ教科書が採択されてしまいます。正直恐ろしいです。

小学校4年生程度の国語算数の勉強ができる生徒に「かばくんのいちにち」なんて本が渡され、手元を注視できないレベルの生徒に数学の星本(お金や時計などの学習満載の文部科学省出版の教科書)が渡されています。

そのため、実際の授業では全く使われずに、とりあえず学校のその子の棚に収納されて、美しいままで1年終わってしまう教科書が生まれてしまうのです。

前任校では、一人一人に合った教科書を、担任が時間をかけて採択していました。どうしてこうも違うのかなぁ・・・。

学校全体の採択システムが変わらないと、一担任ではどうにも太刀打ちできません。とりあえず、少しでも無駄にならないように、教科書にペンで名前を書いてしまわずに、後で剥がせる色シールを貼って誰の教科書か分かるようにし、保護者さんの手元に戻ってから何かしらの活用ができるようにするのが、私にできる精一杯です。情けない話です。

県立移管になった昨年の4月に比べると、いろいろなことが良くなってきているのですが、まだまだ改善すべきところはたくさんあります。

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