ハーモニカへの想い

気軽に持ち運べて、ある程度の年代の人であれば、音楽の授業で1度くらいは吹いたことがある楽器。ハーモニカですが、私はそのハーモニカに、ちょっと特別な想いがあります。

私が小学生ぐらいの時に、父がよくハーモニカを吹いていました。十八番は「草競馬」でした。私自身は小学生の時にピアノを弾いていたのですが、父がピアノを弾いている姿は、まず見たことがありません。そんな楽器とは縁のなさそうな父が、ものすごいスピードで「草競馬」を吹いていたので、「へーすごいじゃん」と感心したのを覚えています。それ以来、私にとってハーモニカは「父が得意な楽器」というイメージが出来上がってしまいました。

私が高校生の時に父が亡くなり、父が吹いていたハーモニカは形見として私がもらいました。ちょっと汚れがひどかったので、分解して細かいところまで洗い、ピカピカに磨きました。けっして高級なハーモニカではありませんでしたが、吹いてみると、とても軽快な音がしました。真似をして草競馬を吹いてみると、なんてことはなく、思ったよりも簡単に吹けてしまい、なーんだ、と思ったのですが、それでも父と同じ曲を同じハーモニカで吹いて、なんだか嬉しかったです。本当は、一緒に吹きたかったのかもしれません。

それからは父の形見のハーモニカだけでは物足りなくなってきて、働くようになってから、自分でちょっと高いドイツ製のハーモニカを買ってみたりしました。やっぱり音の響きが違います。どこかの音楽教室に通ったりしたわけではないので、正直そんなにうまくは吹けませんが、父の真似から始めた楽器、特別な想いがあります。

今日、音楽の授業が始まるとき、生徒たちに「歌のお兄さーん!」と呼んでもらい、ハーモニカを吹きながら登場しました。もちろん「草競馬」を吹きながら・・・。

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