生徒を理解しようとすることパートⅡ

私自身が、強度行動障害の生徒を担任していた時の話です。

パニックを起こすと手をつけられない、とにかく安全確保をしなければならない、普通に考えればパニック=大ピンチなのですが、私はパニック=チャンスと考えていました。

何のチャンスかというと、生徒と信頼関係を結ぶ絶好のチャンスです。パニックを起こすときというのは本人がものすごく困っているときで、誰かの助けを必要としているときなはずなので、そこで適切な対応ができれば生徒との距離を縮める大きなチャンスだと考えたのです。

案の定、生徒はパニックを起こしながらも、目はしっかりと目の前にいる私を見つめていました。はじめのうちは私もどうしていいかわからず、投げたら危ないものをひたすら遠ざけ、見つめ返し、「うんうん」と分かったような顔をしてただただうなずきました。でも、それだけで、パニックを起こしながら私を見つめるその目は落ち着きを取り戻していくのが分かりました。

学校でパニックを起こされると、ついつい嫌な顔をしてしまい、「こんなところで怒ってないで、早く次の授業行こう」なんて声をかけてしまいたくなるのですが、そこをチャンスだと思って、ぐっとこらえて理解しようとすることで、信頼関係が深まります。信頼関係が深まれば、学校生活全般においてスムーズになって行きます。

高校生の男子を担任したときは、1日に30回くらい大パニックを起こしていた子が、1週間に1,2回のパニックに激減しました(0にはならなかった)。小学生の男の子を担任したときは、某市立養護学校で1番大変な子ということで有名な子だったのが、今は高等部でクラスや作業班のエースになっています。いずれのケースも、さまざまな要因が関係して、結果として行動が落ち着いたわけで、私の指導が因果しているかどうかはわかりませんが、パニックを理解しようとしてくれる人と出会えたことはそれなりに意味があったのではないかと思います。

ああ、なんだかパートⅢも書きたくなってきました。勢いでいっちゃうかな・・・。

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